本日(3月5日)は卒業式でした。
60期生の3年生達が立派に卒業を迎えました!!
今年は新型コロナウイルスの影響で、例年とは全く違う一年間を過ごしました。
昨日までの当たり前が、今日の当たり前ではなくなるという経験をしました。
未だにコロナウイルス前の状態には戻っていません。
しかし、
本日、立派に卒業式を迎えました。
そして、
チームは前年度より明らかに進化をしました。
休校中には困難だと思えた未来を、自分たちの手で実現しています。
今年の3年生達だったからこそチームの文化を進化させることが可能だったと思います。
その理由はあなた達が一番分かっているはずです。
入学してから今日までの3年間でどれだけの変化をしたでしょうか?
この変化があなた達の成長です。
人はどうやって変化をするのかを学んだはずです。
変化こそが全てのキーワードです。
チームの望む状況に変化させることが練習であり、
あなたが望む状況に変化させることが勉強です。
これからそれぞれが様々な道で活躍するでしょう。
困難な状況にぶつかる時もあると思います。
今回のように自分たちにコントロール出来ない状況は突如として訪れます。
これからの人生の中で大切なことは、
あなた達が何をどう見て、どう考え、どう行動するかです。
コントロール出来ることに集中することで、自分の状況は変えられます。
それを3年生が証明してくれたことは、
今後のチームの歴史にとってとても重要な意味を持ちます。
ラグビーは人生の縮図です。
◉変動性(Volatility)
状況は刻一刻と変化します。
そのために様々なオプション(選択肢)を用意して、
ベターな判断を積み重ねることでゲームを創りましたね。
◉不確実性(Uncertainty)
何が起こるか分かりません。
直接コントロール出来ないことは、
間接的にコントロールしてゲームをマネジメントしましたね。
◉複雑性(Complexity)
とても複雑に見えます。
しかし、
シンプルな事象が同時にかつ連続しているので複雑に見えているだけでしたね。
全ては時系列で起こり、本質はとてもシンプルでした。
複雑に見えているということは、本質を見ていないということでしたね。
◉曖昧性(Ambiguity)
正解は存在しません。
方法論は無限に存在し、
得たい結果を得られた方法が、
ベターな方法でしたね。
結果から過程を評価しましたね。
これらはラグビーの中では当たり前に存在します。
そして、
3年間これらの環境で当たり前にプレーしてきました。
これが、
「VUCA(ブーカ)」と呼ばれるこれからの時代です。
カオスに対してどういう態度で向き合うべきなのか。
すでにあなた達の中に答えは存在しているはずです。
受験組のメンバーもみんな、
将来の進路を見据えた望む大学進学を決めました。
ラグビーと勉強の両立を見事に体現してくれました。
川島記念成績優秀者「2名」
(3名のみ選出/全校420名中)
3カ年間精皆勤賞「6名」
今年も様々な課題をラグビーを通じて皆で解決してきました。
課題を解決することよりも、
解決するべき課題、解決に価する課題を決定することの方が難易度が高いです。
課題解決の力はすでに十分にあります。
課題が特定できたのなら解決されたのとイコールです。
これからのあなた達の人生で、
本当に解決に価する課題を決定する主役は「あなた」です。
準備は十分に整いました。
自分のこれからの人生を楽しんで下さい。
本当によく頑張った3年生達でした!!
あなた達から学んだことはとても多くありました。
学ぶのに年齢は関係なく、
人はいつでも、いつまでも学べると思います。
とても楽しかったです。
望む未来を創り、良い人生を送って下さい!!
『We become what we think about.』
(人は考えているような人になる”思考が現実になる”)
『The best way to predict the future is to create it.』
(未来を予測する最善策は、未来を創り出すこと)
最後になりましたが、
保護者の皆様方のご理解とご協力のおかげで今年も活動することが出来ました。
心より感謝申し上げます。
本校ラグビー部は本当に保護者の方々に恵まれていると心から感じています。
今後とも引き続きラグビー部の応援を賜りますようお願い申し上げます。